ジンベイ! イルカ! マンタも登場! 小笠原ケータボートキャンプツアー!

2024.08.21 by tadashi

ダイバー憧れの秘境! ケータボートキャンプツアー!

2024年7月23日(火)~28日(火)
気温:30度 水温:27~28度 透明度:20~30m 天気:晴れ

ダイバー憧れの小笠原の聟島列島(通称ケータ)。

父島から大型ダイビングクルーザーをチャーターして1泊2日でボートキャンプツアーに行ってきました。

私が小笠原でダイビング始めた1985年、先輩ダイバーから『泊りのケータツアーに行くとすごい体験ができるよ!』と聞いてからずっと目標にしてきたボートキャンプツアーも今回で3回目。

沖縄方面にある台風の影響が心配されましたが運よくクリア。サプライズでジンベイザメやマンタにも出会うことができて大成功のツアーになりました!

【ツアー初日】小笠原に向け東京港を出港です!

今回ご参加のゲストはボートキャンプツアー毎回参加のkinoさん、4年越しの希望がかなって初参加のyusukeさん、昨年に引き続き小笠原ツアー2回目のmikkyさん、そしてフロンティアリゾートツアー初チャレンジのjunkoさんの4名様。

皆さん、おがさわら丸に乗船すると海況のことなど忘れてテンション高め! さっそく前祝いの乾杯からスタートするツアーになりました!

【ツアー2日目】 小笠原の父島に到着です!

今回もおがさわら丸は往復とも『特二等プレミアムベッド』を利用したので往復48時間快適に過ごすことができましたよ。

父島の二見港に入港すると、大型客船の『飛鳥Ⅱ』が停泊していました。

到着後ダイブ、まずは二見港の “赤ブイ” へ!

小笠原のファーストダイブは体慣らしを兼ねて湾内の “赤ブイ” へ。

ウエイトやカメラ機材のチェックをしながらのんびり潜りました。ミナミイスズミがたくさん群れていました。小笠原ではササヨと呼ぶそうです。

Dive2はyusukeさんお待ちかねの “閂ロック” で回遊魚を狙います!

Dive2はyusukeさんからリクエストをいただいていた “閂ロック” へエントリー。

緩めの潮の中、潜降するとギンガメアジの群れが登場。初めての小笠原でのダイビングになったjunkoさんはまだまだ戸惑い気味でアタックされていました!

最後は砂地でオグロオトヒメエイやホワイトチップみて浮上になりました!

メジロザメやイソマグロの群れも見ることができました。

今回のツアーでは水温が27度と高めのこともあってか、全体的にイソマグロが少なかったような気がしました。

350ダイブおめでとうございます!

そんな素敵な海でjunkoさんが350ダイブを迎えられました。

junkoさん、おめでとうございます! 2018年のライセンス取得から6年目での初リゾートを楽しんでいただけたようで良かったです。

とっても美味しい民宿の食事!

今回もいつもの民宿にお世話になりました。

父島で獲れた食材を使用した料理はいつもながら毎回とても美味! 白米がすすみますね。

【ツアー3日目】 いよいよボートキャンプツアースタートです!

ツアー2日目。台風からのうねりも予想より小さくなり、ボートキャンプツアーのスタートです!

定員33名のダイビングクルーザーを5名で利用するのでスペースも広くシャワーやトイレなどの利用も快適ですね。

7時30分、ケータを目指して出航です!

まずは嫁島 “ブンブン浅根” でダイビング!

父島から約2時間、ケータの最南端にある嫁島に到着です。

嫁島は “マグロ穴” が有名ですが、この日は潮まわりが良くなくうねりもあったため、”ブンブン浅根” をチョイス! 『小笠原は浅根と言ってもあまり浅くありません(笑)・・・by kino』

実はここはkinoさんと私が潜りたかったポイント。潮を合わせて潜るので日帰りで来るとなかなか入れません。この日も30分以上潮待ちをしてエントリーしました。

あまり浅くない根のトップを目指して潜降すると・・・ウメイロとユウゼンの群れが出迎えてくれました! 『オーっと、kinoさんK点超えてますよ(笑)』

そして期待のハタタテダイの大群登場! yusukeさんとkinoさん、この日のために準備してきた2灯ストロボが大活躍です。

きれいな写真が撮れましたね!

聟島列島をさらに北上します!

嫁島を後にして、媒島、そして針の岩を見ながらボートはさらに北上します。

“針の岩”・・・なんか地球上の景色じゃないようです。

聟島の “平根” へエントリー!

Dive2はケータの人気No.1ポイントの “平根” でのダイビングです!

ジンベイザメ降臨!!

ほとんど流れていない根頭へエントリーして中層で待つこと約10分。

誰かの叫び声が聞こえてまわりを見回すと、なんとジンベイザメが出現です!

後で聞くと、最初に発見したkino さんは焦ってベルが手につかず、おもわずず叫んで皆に知らせてくれたとのことでした。

水深10mくらいか20mくらいまでゆっっくり泳いでくれましたので写真やムービーもしっかり撮れましたよ。

ここからがKAIZINのtetsuyaさんの凄いところ、ジンベイが去ってもその場所を動きません・・・5分、10分・・・ジンベイザメの再登場です! 流石ですね。

小笠原でも年に数回あるかないかのジンベイザメとの遭遇。フロンティアチームの皆さん、もってますね!

Dive3は北の島 “一の岩”へ!

Dive3は北の島の “一の岩” で潜りました。

潮流とうねりが少し強くなってしまいましたが、カッポレやヒレナガカンパチの群れを楽しみました。


“聟島 小花湾” でボートキャンプ!

この日の停泊地は “聟島 小花湾”

シャワーを浴びて星空を見あげながら飲むビールは最高ですね!

そしてtetsuyaさんが手作りの夕食&朝食をサービスしてくれました。翌日の昼食もです!

カレーやパスタ、スープ、卵料理などなどどれも美味! 忙しいクルーズ中にいつも手間をかけていただいて感謝です!

この日は波の音を聞きながらぐっすり眠ることができました。

【ツアー4日目】 翌朝、”5マイル浅根” を目指します

翌朝、秘境ポイント “5マイル浅根” を目指しました。

小笠原諸島の北端に位置する北の島のさらに5マイルの北の何もない大海原に位置する隠れ根 “5マイル浅根”。 今回のツアーも目的の一つでもあります。

3回目のチェレンジになりました。慎重にポイントを見つけ、潮を合わせてエントリーしましたが、今回は少し潮早かったようでシマアジの大群とすれ違っただけに終わりましたが、次回も必ずリベンジします!

北の島へ戻り “二の岩” でドルフィンスイム!

北の島に戻り休憩していると、ミナミハンドウイルカの群れが寄ってきてくれました。

急いでエントリーすると他にボートがいなかったせいでかなり長い時間遊んでくれました。

junkoさんは初めての野生のイルカとのスイムに大喜びでした。


北の島 “二の岩” は大当たり!

この日のDive2は北の島 “二ノ岩” 。大当たりでした!

潜降するとK点付近には(笑)ウメイロの群れ、ユウゼン、そしてメジロザメが。

浅場に戻るとクマザサハナムロが真っ黒になるほど群れています。そしてそれを捕食するように数十匹のヒレナガカンパチが登場!

なかなか見ることのできないシーンをかなり長い時間楽しませてもらえました!


ケータラストダイブは再び聟島 “平根” へ!

ケータツアーのラストは再び聟島 “平根” へ。

今度はのんびりダイブ。大きなマダラエイやユウゼンなどをのんびりウォッチングしながら浮上前にはツムブリやカツオの群れも現れましたよ

【ツアー5日目】早朝散歩からスタートです!

父島に戻って早起きのkino さんの朝散歩。残念ながらウミガメは足跡だけで、産卵シーンは見ることができなかったようです。

ダイビング最終日は父島の人気No.ポイント “ドブ磯へ”!

出航日のダイビングは父島の人気No.1ポイント “ドブ磯” から。

他船が来なかったのでフロンティアチームだけで楽しむことができました!

ブラックマンタ登場!

潜降直後と水路を抜けた後にブラックマンタが登場してくれました!

またもやtetsuさん、後半のマンタは狙っていたそうです! いい仕事してますね。

水路はあたたかくて青くて、アオウミガメやイソマグロ、カッポレなどもいてまるで水族館状態でした!

皆さん、水中でもよい笑顔をしてますね!

ツアーラストダイブは父島 “天狗の鼻” で魚まみれに!


ツアーラストダイブはのんびりカラフルな魚たちと潜りたいということで父島の “天狗の鼻” をリクエストしました。

ここは小笠原らしくヨスジフエダイ、アカヒメジ、テングダイ、そしてノコギリダイの群れがみっしり。

皆さんツアーの余韻を楽しむように小魚と戯れていました!


父島/二見港を出航です!

たっぷり潜っって楽しんだツアーも終わり、島のボートに見送られて父島を後にしました。この見送りをしてもらうとまた来たくなるんですよね。

ご参加ありがとうございました!

ツアー前は海況が心配されましたが、無事にボートキャンプも開催できて終わってみれば大成功ツアーになりました。

ご参加いただいたみなさんのご協力に感謝いたします。

また機会があればご一緒しましょう!

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