東京から南に約1000キロ。世界遺産にも登録された小笠原諸島へのツアーを開催しました。 フロンティアでは2000年以来、私は24年ぶりの訪問になりました。 今回のツアーは、天候そして凪にも恵まれ、私自身 1985年に父島で体験ダイビングをしてからずっと行きたかった“ケータ” でもダイビングすることができました。
ご参加のゲストも、イルカやマンタ、マグロ、そしてサメなどダイバーなら誰でもあこがれる生物たちに会うことができて最高のツアーになりました!
東京の竹芝桟橋を出港してして約25時間の船旅の始まりです。 伊豆大島〜三宅島、そして八丈島を見ながら、おがさわら丸はらひたすら南下します。 船内にはレストランや スナック、そしてシャワールームなども完備していて長旅でも快適です。 今回は海のベタ凪だったのでデッキで海風に吹かれながらノンビリ過ごすことができましたよ。
翌朝、朝食を済ませてデッキに出てみると、小笠原諸島が見えてきました。 ケータ〜弟島〜兄島、そして定刻通り “父島 二見港” に入港しました!
今回のツアーで皆さんがどうしても潜りたかったケータ(聟島列島)の南端の “嫁島” へ向かいます。 二見港から約2時間弱、嫁島に到着です。 海が碧い! まるで青いインクを流したようなブルーに感激です!
そして “マグロ穴” にエントリー。 まずはイソマグロの群れが出迎えてくれます。よく雑誌に載っているのと同じような光景が目の前で展開、カッポレの群れも登場してたっぷり楽しみました。 後半はダイバーに人気のサンドタイガーシャークに会いに行きました。体長2m以上、ちょっと強面のサメは迫力満点でした!
ケータでの二本目は “ブンブン浅根” へ。 トップが水深16mのかくれ根ですが、ココが大当たり! 潜降にはオグロメジロザメ、そしてヒレナガカンパチの群れが登場。 hirotakaさんは、ハタタテダイの大群に感激です!
アフターダイブはイルカを探して、島周りをボートを走らせます。 いました! ミナミハンドウイルカの群れです。皆さんカメラを片手に海へジャンプ! 20頭近い群れに真近で遊んでもらい、たっぷり癒されドルフィンスイムは大成功でした!。
船のスケジュールがあったので、出港するおがさわら丸を見送りに。 最後はみんなで海にジャンプして『さようなら〜!』 これをやられるとまた必ず来たくなるんですよね。
こんなダイバーの天国でhirotakaさんが100ダイブ、そしてeriさんが350ダイブを迎えられました。 お二人ともおめでとうございます!
父島周辺のダイビングも大物がいっぱいです。 “ドブ磯” ではイソマグロ、“閂ロック” ではギンガメアジの群れや大きなエイの群れを、そして “長崎” ではツバメウオの群れも見ることができました。 人気の沈船ダイブも楽しみましたよ。
ノコギリダイ&アカヒメジの大群、そして小笠原で人気のユウゼンやミナミイスズミの群れなど、どこを潜っても魚影のとても濃いダイビングになりました。
ダイビング後は父島の南東部の “巽湾” でマンタスイムにトライ。 ボートでマンタを探してエントリーすると、見事にマンタをゲット!!
今回は父島の滞島日数が限られていたので、9ダイブとダイビング中心になりましたが、それでも砂浜にウミガメの産卵のあとを見に行ったり、島の特産物を食べたりと、小笠原の自然を肌で感じることができました。 次回はもう少し長い時間、島に滞在したいですね! もちろん24年後ではありません(笑)
『ハイッ ポーズ!』 今回お世話になったダイビングサービス “KAIZIN” さんでいただいたタオルを巻いて(?)記念撮影。 帰路の船内も混んではいましたが、思ったよりもとても快適に過ごすことができました。