南伊豆の弓ヶ浜の約8キロ沖合いにある神子元島。 灯台があるだけの小さな無人島です。 2013年も神子元島の海で、様々な大型生物と出会うことができました!!
今年の夏は陸上も暑かったですが、水中も熱いアツイ海が待っていました! 神子元島の南側のポイント “カメ根” ではもちろん、北側の “江の口” “三つ根”でもハンマーヘッドシャークが続々登場。 単体ハンマー、ペアのハンマー、ハンマートリオなど群れだけではなく、色々な場面でハンマーを見ることができました。
青く、透明度の良い海で見られたハンマーは見ごたえがありますね。 皆さん、デジカメでも素敵な画像がたくさん撮れました! ハンマーの群れを見た後はボート上で皆さんの笑顔がこぼれます。 全員で見られたときは本当にうれしいですよね!
去年あまり見られなかったメジロザメの群れが今年はすごかったです! 中層を移動中だけではなく、安全停止中にも群れに囲まれた時も。 ハンマーもいいですが、シャープな顔をしたメジロザメもかっこいいですね! さらには浮上後もふと下を見てみると、まだメジロザメがいることもありました! 足元にいるメジロザメたちにはちょっぴりドキドキでしたが(笑)、最後の最後まで油断できませんでした!
神子元島の大物といえば、大型回遊魚の群れも楽しみです。 ワラサの群れは川のようにリバー状態だったり、いつの間にかワラサのトルネードにまかれたりと迫力満点!! 『ドドドド〜!』と音が聞こえそうなほど近くによれて大興奮でした。 また、神子元島のカンパチはイソマグロと間違えてしまうほど大きい個体(通称 でかカンパチ)もいるんです! 今年は初夏から群れで現われて、時にはタカベやイサキにアタックするシーンにも遭遇できました。 ワラサに比べてカンパチはダイバーに興味を示すので、上手によれるとしばらく一緒に遊んでくれます。
ついつい見過ごしてしまいますが、神子元島の常連さんのお魚たちも忘れてはいけません。 『ここは伊豆の海!?』と思うぐらいの魚影の濃さは神子元島ならではです。 ここで見られるタカベの大群はデジカメの被写体にうってつけ♪ ブルーのボディにイエローのラインがとてもきれいです。 多いときは向こうにいるダイバーが見えなくなるほど! そして、イサキの群れも見ごたえがあります。 上げ潮の “カメ根” では根回りにごっそり群れるイサキの大群は見ごたえバツグン! 浅根と見間違うほどの魚影はすごいです!
そして、春先は個性的な大物たちもいっぱいな神子元島の海です。 ネコザメやオオセ、ドチザメなどの底性のサメが見られたり、トビエイや大きなウシエイが群れになっていたりとこの時期ならではの大物たちがねらえます。 島の北側の “白根” では人気のテングダイが群れになっている “テング村” ではデジカメ撮影もしやすく、初めての方でも行きやすいポイント。 ハンマーシーズン以外も大物がいっぱいな神子元島の海なのです。 神子元デビューを考えている方は、ボート上もすいていて、のんびり潜れる春先がおすすめですよ!
神子元島のダイビングでは、大型ダイビングクルーザーの “福丸” を利用します。 温水シャワーやトイレはもちろん、パワーリフトがついているドリフトダイビング向きのクルーザーです。
手順をしっかり覚えて乗船すればとても楽にドリフトダイビングを楽しむことができます。
神子元島ツアーのお楽しみはダイビング後も! まずはグルメ! 大人気の民宿の夕食は地魚尽くしでボリューム満点です。 夏はビールを片手にバーベキューもいいですよ! 最近は何泊もするときは、すき焼きだったり、キンメしゃぶしゃぶだったり、猪鍋だったりとメニューも様々で『今日の夕食は何かな?』ととても楽しみです。 また、南伊豆以外にもおいしい食事処があるので時間があるときは、地魚料理屋さんやチャーシュー麺のおいしいお店に寄り道も。 そして、陸上の景観! 春には満開の河津桜や葉の花畑。 初夏にはアジサイやひまわり畑など自然がいっぱいです! 最後に温泉♪ 露天風呂と広々とした内風呂も24時間入浴OKなので、ダイビングの後もノンビリ体を癒すことができます。
神子元島のダイビングは、適切な手順と事前の打ち合わせをすることでアドバンスダイバー以上の方でしたらダイビングを楽しむことができます。 フロンティアでは神子元島の海を15〜20年近く通い続けたスタッフが同行しますので初めての方も安心してご参加いただけます。 もちろん、何度か潜られている方にあわせた神子元島ツアーも開催しています。 スキルアップしてぜひ、神子元島の海を潜りに行ってみませんか?